わたP

インサイド・ヘッドのわたPのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
4.5
よくある話。映画好きな人とかには特に多いと思うんですけど、人とは違う自分というのを演出しちゃうところがあって、音楽を聴き始めたりする頃も、流行ってるやつじゃないやつ。とか、映画も世間で宣伝ばんばんやってるやつより自分で面白そうなのDVDでチョイスする方がいいや。と思ってたし、ファッションもかぶりたくないし、車もみんな乗ってないやつ乗りたいし。なんてなことを思っていたし今も思っている。
自分なりにその事を考えたときに、自分には取り立てて取り柄が無いからじゃないかと思った。だからこそそういう部分で個性を出したくなるし、そうだからこそそういった趣味の部分を否定されると自分を全て否定される気になって、自分の尊厳まで揺るがされる気になる。
だからそういうのを飾るために、わざわざそういう所をチョイスしてるのだとか、そういうものを好きだと思い込んでるじゃないかと不安になることがよくある。映画が好きだっていうのもそういうキャラでいたいが為なのかなと思ったり。多分僕の頭のなかはビビリが主導権を握ってるんだろう。

でもそんなことをこじらせる前から、戦隊ヒーローだとレッドよりブルーが好きだったし、ティラノサウルスよりヴェロキラプトルが好きだった。

話は飛ぶけど、最近甥っ子と姪っ子が出来て、彼らもまだ2歳と乳児なのに、もうすでに性格が全然違う。この映画によると、生まれた時は喜びの感情だけで、でもすぐ33秒後には他の感情も芽生えるのだそう。

僕はずっと性格や個性というのは自我を持ってから何を経験してきたか、どんな環境にいたのかだと思っていたし、実際そういう部分がそれらを強化していくのだと思う。

だけどやっぱり持って生まれたものというか、物心が付く前からわかっていることっていうのもあって、案外自分というのは自分以外のものになれないのかも知れない。
だからこそ、今自分が好きだったり選んできたものに対してもう少し素直になろうと思った。

この映画の直接のメッセージとは違うかもしれないし、自分の話ばかりして申し訳ないけど、そういうようなことを考えさせてくれる映画だった。DVDで見たからドリカムの歌は聴けなかった。