RYUYA

マッドマックス 怒りのデス・ロードのRYUYAのレビュー・感想・評価

4.0
「狂ってるのは、俺か?世界か?」
いや、どっちも違います。
狂ってるのはジョージ・ミラーです。

あれは鑑賞なんかじゃねぇ、もはや観戦だ。

この映画の言語はアクション。
マッドに染まる、イカれた120分。

冒頭、黒画のスキマに、風に揺れる枯れ木が一瞬映る。
女戦士が目指した緑は、もうそこには存在しない。
本編が始まる前に、オチ。
あとはアドレナリン全開で走るだけ。
ラスボスもずーーーっといるし、友情の始まりも、恋愛描写も、全てカーアクションの中でやってのける。
ジョージ・ミラー、イカれてやがる。

砂嵐に襲われ宙を舞う人々、火を噴くギターのディストーション、乳首ダッチワイフの人食い男爵、可愛らしい奇形人、そして、棒に掴まって行ったり来たりするアレ。
脳髄を刺激されすぎて、俺も狂っちまう。

あらゆる理屈を超えて、ただのバカをやってら。バカ最高。
マッドマックス、最高だよ。
俺が待ってたのは、こうゆう映画だ。

「マックス。俺の名前は、マックス。」
クソかっこいいぜこん畜生め!!!
RYUYA

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