残酷描写が苦手なので
公開前の評判を聞いても全く観る気が無かったのですが
先週末のウィークエンドシャッフルでの大絶賛!を聞いてウズウズしてきて
しかも直接的な残酷描写がないとのことだったので、それなら、と重い腰を上げて鑑賞しました。
お話無いとか心底バカ映画とか
観てるだけでただただ楽しめるとか
それらもどれも本当で素晴らしく楽しい2時間でした。観て良かったー!
映画はどこをとってもアクションだ、なんてクリシェを今さら繰り返したくなるような全編飛ばしっぱなしのノンストップアクションなのに、
その一つ一つに意味があることがわかる素晴らしく作り込まれた脚本と演出。
アクションとメッセージが直結しているんです。
何人かいるジョーの妻の中で初めに死んでしまうのはどんな立場の女性か?
自分が騙されていたことに気がついた男の口癖とその意味の変化とは?
最後に女性戦士がつぶやくセリフに込められた意味は?
囚われて輸血用として駆り出された男がとる行動とは?
行って帰ってくるミニマルなお話の中にこんなに大きな物語を詰め込むことができるなんて。
難しいことを簡単に楽しく美しく語る見本の2015最新版。
吹き替え3Dでしたが、違和感感じずに楽しめました。
繰り返しますが
残酷描写はほとんどない作品ですので、尻込みせずに見るべきと思います。
今年最高の感動を見逃すのはあまりにももったいないよ。