OASIS

ハウンターのOASISのレビュー・感想・評価

ハウンター(2013年製作の映画)
2.5
誕生日の前日を何度も繰り返す事になった少女が、その現象の真相を明らかにしようとする話。

アビゲイル・ブレスリン主演のホラー映画で、ほぼ彼女の一人芝居でラストまで持っていくのでファンなら必見。
一軒の屋敷を舞台にしたソリッドシチュエーションホラー+ループもので、開始僅か数分で主人公が同じ日を繰り返している事に気付くので分かりやすい展開。

外部の情報が全く無いまま家の中だけで話が進み、父と母、弟の様子が日に日に少しずつ変化していってループが解れていく。
そして外部から思わぬ侵入者がやってきて・・・という辺りまではかなり面白く、果たしてこの世界はなんなのか?と予想しながら楽しく観れた。

ただ、徐々に世界の秘密が明らかになっていくにつれて「あれ?そういう方向の話?」という風に悪い意味で期待外れな展開になってしまい、
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督とは思えぬ捻りの無さで唖然とした。
完全に家の中だけで物語が完結していて外の世界への広がりが感じられない上に、新鮮味も無くてループものによくあるパターンを詰め合わせだけのように思えました。

結果としてホラーとしてもSFとしてもどっちつかずで、トータルすると平凡な出来であると感じました。
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