現実逃避帰国準備

グランドピアノ 狙われた黒鍵の現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

3.0
デイミアン・チャゼル映画①

イライジャ・ウッドとジョン・キューザック共演の『グランドピアノ 狙われた黒鍵』

キャッチコピーが、
「一音でも間違えると殺される」

英語では、
「Play one wrong note and you DIE」

という映画があると知って、ブッと吹き出した。なにこれ、ジョーク?

B級映画に間違いないけど、観る?と旦那に聞くと、 ジョン・キューザックが出てるし、脚本が『La La Land』『Whiplash(セッション)』のデイミアン・チャゼルだ、と、ちょっと興味が湧いた旦那と二人で鑑賞。

コメディ映画じゃないかと思うくらい、ツッコミ入れまくって観た。

でも、ドキドキ、ハラハラもあり、どういう展開、結末になるか知りたくなるようなストーリーで、さすが、チャゼル脚本、楽しめた。

スポイラーアラート↓




ピアノ弾く人なら、みんな笑えると思う。難曲弾きながら、電話で会話したり、テキストメッセージをタイプしたりするって、まさにこれが”曲芸”🤣 旦那も私もピアノを弾くので、天才ピアニストとはいえ、あんな芸当は絶対無理と断言できる。

何千万円もするベーゼンドルファーにカラクリを仕掛けるとか、音の拘りを持つプロのピアニストが、大事な楽器にそんな機械仕掛けしないってっっっ!

本番前、みんなに、「Break a leg! Break a leg!」と声かけられるトム・セルズニック。「Break a leg!」は業界用語で、本番前にパフォーマーを励ます「グッドラック!」という意味。グッドラックの真逆の「足を折れ!(不運)」と言ってあげる事で、Murphy's Law(マーフィーの法則)で、逆に運が付くって事。で、結末、、、天井から落ちて、本当に足を折ったトム・セルズニックというオチ。
( ̄∇ ̄;)ハハハ

どのネタバレレビューでもこのオチに触れて無いから、「Break a leg」の日本語字幕/吹替はどんな和訳になってるのか気になる。

6/2020 tubi