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8月の家族たちのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

8月の家族たち(2013年製作の映画)
3.0
ピュリッツァー賞を受賞したトニー・レッツの舞台劇をジョン・ウェルズ監督が映画化。
父親の失踪をきっかけに実家に集まった家族を描いた辛辣なホーム・ドラマ。
原題:August: Osage County
(2013、2時間1分)

真夏の8月。
父親が失踪したと知らされ、オクラホマ州オーセージ郡ポーフスカにある実家に3姉妹、長女バーバラ、次女アイビー、三女カレンたちが集まる。
癌を煩い薬まみれの母親バイオレットは毒舌で、娘たちをいちいち責め立てる。
やがて、対立する会話の中から、それぞれの秘密が少しつ明らかになっていく…。

~登場人物~
①父と母
・母、バイオレット・ウェストン( メリル・ストリープ):毒舌家。口腔ガンで闘病中。薬中毒。インディアンを嫌う。
・夫、ベバリー("ベブ") (サム・シェパード):元教師。詩人。

②長女
・長女、バーバラ("バーブ")(ジュリア・ロバーツ):夫と別居。
・夫、ビル(ユアン・マクレガー):コロラドに住む。
・娘、ジーン ( アビゲイル・ブレスリン):14歳。反抗期。マリファナを吸っている。

③次女
・次女、アイビー (ジュリアンヌ・ニコルソン):地元で1人暮らし。実は好きな人がいる。

④三女
・三女、カレン(ジュリエット・ルイス):奔放。フロリダに住む。
・新しい婚約者、スティーブ・ハイデブレクト(ダーモット・マローニー):離婚歴3回。

⑤妹、マティ・フェイ・エイケン (マーゴ・マーティンデイル):内緒にしている秘密がある。
・その夫、チャールズ(クリス・クーパー)
・息子、"リトル"・チャールズ(ベネディクト・カンバーバッチ):気弱。ある告白をしようとする。

⑥その他
・住み込みの家政婦、ジョナ・モンヴァータ( ミスティ・アッパム):インディアン=ネイティブ・アメリカン(シャイアン族)
・高校時代の恋人、デオン・ギルボー保安官 (ウィル・コフィ)
・主治医、バーク医師(ニューウェル・アレクサンダー):大量の薬を処方。

「家族や姉妹の神話は消えた。遺伝子で繋がるだけの無作為に選ばれた細胞よ」

「なぜ、そう冷酷なんだ?
…なぜ人に敬意を抱くことができないんだ?」

「世の中はどっちつかずで曖昧なのよ。みんなその中で生きてる。○○さん以外は」

メリル・ストリープがオーバーな演技で毒舌女を演じる。
意外な秘密が明らかにされるが、唐突な感じが否めない。
三姉妹はそれぞれ戻っていき、シリアスに終わるが、深みが今一つ感じられないのが残念。
それなりの役者が出てるのに、監督の演出のせいでしょうか?
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