ブルーレイにて。公開当時に観たのも含めると、もう4周目くらいか…(フツーに聞いたら少ないってなるんでしょうけどボクにしちゃあめちゃくちゃ多い方なんす( •̀ω•́ )✧)
やー…難しい事はさておき、ボクの中で全てがどストライクの作品。
映像、ストーリー、キャラ表現…自分の趣味嗜好としてはなんの過不足もないのがこの作品。
まず、2人の周りの人達があたたかい。
それぞれの立場、距離感でたまこともち蔵に関わってくるけど…結果論的に悪い人がいない。
な~んとなく、2人の変化に気付いていながらも優しく見守っている家族。
あの職人気質でぶっきらぼうに見える豆大でさえ、たまこを父親として気付かっている様が見えるのがいい…。
そして友達としてそれぞれにらしさを出しながら、たまこをフォローしたり、たまことは関係のないところで、それぞれに成長して行くたまこの友達達。
ひたすらに面白い、でも彼女なりに真面目なかんなちゃん。
みどりちゃんは…チア部の部長である事もそうなんだろうけど、たまこのいちばん近くに居ながらいちばん大人で的確に彼女を守り、後押しする。
あんた、なんでそんなにえぇ子なんや…(・_・、)
ん~。
もち蔵、ね。
いい男なんじゃないでしょうか。
自分の信念を持って進路を決めるとこもそうだし、無理矢理きっかけを作られたとは言え逃げずに告白したところとか、その後もたまこの事を彼なりに気遣いながら見守ってるところとか。
みどりちゃんに認めて貰えてよかったなwww
さて…たまこ。
このお話の中で、ほんとに丁寧に彼女の成長が描かれているのが…ボクがこの作品のいちばん好きなところ。
高校生だというのにあんなにあからさまなもち蔵の態度にも気付かずwww彼の話に耳すら傾けなかった彼女。
そして告白されてから、やっとこさ自分の子供っぽさに気付いて、でも受け止め切れなくて。
そんな自分に戸惑って、何も手につかなくなって、葛藤して。
そっとみんなに助けてもらいながら…最後に、大好きなお母さんも自分と同じように戸惑っていて、それを乗り越えたんだという事を知って、彼女自身もグッと大きく成長する。
からの、ラストシーン。
"もち蔵…大好き…どうぞ!"
もう涙しかない(・_・、)
ほっこりできるし、癒される。
これがこの作品の良いところです。
あ、あと、テーマソングが文字通りストーリーとリンクしているのがいい。
意味の無い主題歌聞かされるのはあんまり好かないのですよ…www
それに引き換え、両親にとって大事な歌を、たまこがその気持ちを受け継いで歌う…それがOpとEdになってる。
これがまた憎いじゃないですか。
というわけで、総評。
この作品は、誰も悪い人のいない、思春期の女の子の成長が丁寧に描かれた、心温まるラブストーリーにして青春群像劇…です!(_๑òωó)_バァン!
黙って1回は観てほしい、そして癒されてもらって涙を流してほしい。
そう思える映画です。
この映画嫌いな人はいないと思うんだよなぁ…。
あ、ちなみに、これだけ絶賛しておきながらスコア5.0つけてないのは、満点ってのはこれから先自分が観る映画に対して可能性がないじゃないか…と思うから、です。
前述の通り、ボクの中では間違いなくこの作品は満点です(o^^o)