映画館にて、ひとまず1~3話の前編視聴→続きが気になりすぎて帰宅してからネトフリにて続き全部視聴。
面白かった!.。.:*・'(*°∇°*)'・*:.。.
設定、ストーリー展開、キャラ…どれを取っても、間違いなく及第点は越える作品だと思います。
先ず持って、とっても観やすい。
パッと見た感じでも、世界設定は物凄くしっかりされているだろうし、考証してるだろう事が感じ取れるのですが…それが、アニメを観る事を邪魔しない。
びっくりするくらいに自然と世界観に入っていけるし、設定もわかる安心の演出www
ぶっちゃけ、細かい設定はあるけどわからなくても大まかなあらすじとテーマは理解できるし感動できます。ボクが現状そうなので💦(苦笑)
あと観やすさという点では、キャラ配置がとてもベタであり秀逸。
アタマが良く大体の状況が把握できる力と打破する力を持った人間が主軸におり、さらにその中に綺麗に意見対立する事情をからませ、加えて良い味を持ったギャグキャラを使って肩の力を抜かせる。さらにさらにそこへ裏切り者がいるというどんでん。
それらが上手く絡み合ってストーリーを展開させていくので、まっっっっったく飽きがこない° ✧ (*´ `*) ✧ °
実のところ今朝寝不足だったので映画館で寝てしまわないかと心配だったのですが💦なんのなんの、ラストまで目はランランでしたwww
テーマ的な話。
"ゆりかごから飛び出せ、想像してしまう不幸な未来は変えられる。"
…こうかな。
ラストまで観て、ボクはふと新海監督の"天気の子"が思い浮かびました。
きっとこの2作品、めちゃくちゃアプローチは違いますが大きく括って言いたい事は"若者における未来への希望"だと思うんです。
天気の子は、フィクションながらも中々に生々しく若者がぶつかっている壁みたいなものを見せつつ、しかもラストとしてはベストエンドとは言えないながらも主人公達にとって希望のあるゴールを切らせて未来への光を見せた…という感じだと思うのですが、この作品はなんだかんだハードな所を見せ主役キャラ達を苦境に立たせながらも、綺麗にベストエンドまでの道をラストまで踏んで行った話 だったのではと。
登矢と心葉なんて、ラストであれだけ死ぬかも展開になったけど那沙さんとセブンポエムの"私以外は死なない"予言のせいで生存ルートは確定でしたからねwww
それくらいに、的確にベストエンドルートを歩いた作品だった。
…那沙さん。
ボクの中では、このアニメの中でいちばん印象に残りました。
4.5話でのインパクトは凄かった…。
まぁ急展開すぎると言われればそうかもですが💦(苦笑)
う~ん…。
何かどこかしらで資料的な物が出ていたり本編中で何かを見落としていたらごめんなさい、想像でお話するのですが…。
那沙さんは、あの感じ自分の死期を悟っていたのは間違いないと思うんです。曲がりなりにも医療従事者だし。
何かにすがりたかったし、短い余命の中で何かを成し遂げたかった…。
そんな中で、多くの命を奪おうが"人類を救った英雄になれるかも知れない未来"(セブンポエムを信じきっている彼女にとっては、100%の未来だったわけですが)を見つけてしまえば…そりゃテロ行為にも及びますよね。
彼女なりのひん曲がりすぎた正義だったんですよ、きっと…。
そして自身の負けを自認した最後、なんとなく、あそこで那沙さん自殺する必要あるか?ってボク自身なったんですが。
あそこで彼女が死ぬ事でセブンポエムを満たしておけば、他のメンバーの生存は保証される…これもまた強く信仰心を持ってしまった彼女なりの、悲しくも高尚なグッドエンドだったのかもと思うと、涙が出ます。
あの散り際…死を確実に見せつつも、重くなりすぎない絶妙な魅せ方だったと思います。素晴らしかった。
それでは、総評。
このアニメは、SFものとして造詣が深く完成度か高いながらも、ストーリーの完成度でも魅せられ感動でき希望を胸に抱けるハートフルストーリー…です!(_๑òωó)_バァン!
ほんとに、グッと前のめりな気持ちを維持したまま観れたアニメでした。