エイデン

REC レック4 ワールドエンドのエイデンのレビュー・感想・評価

REC レック4 ワールドエンド(2014年製作の映画)
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スペイン、バルセロナ郊外に位置する古びたアパートで、人間を凶暴化させる謎の病原菌が蔓延する
当局は事態収束のためにアパートの破壊を決定し、体長グスマン率いる特殊部隊を内部に侵入させる
グスマンらは支柱に時限爆弾を設置しながら上階を目指す
途中 感染者に噛まれた仲間をやむなく射殺していると、最上階から人の声が
爆破までの時間が迫る中、グスマンは1人 最上階で女性を救出する
それは、騒動の直前 消防士の密着取材をしていたTV局のレポーター アンヘラだった
それからしばらく経ち、目覚めたアンヘラは手錠でベッドに繋がれ、周りを見知らぬ医師に囲まれていた
医師達は嫌がるアンヘラを無理やり検査し始める
隙をついて逃げ出したアンヘラは、同じく目を覚ましたグスマンに助けられ施設の外へと出るが、自分がいたのは会場に浮かぶ巨大な貨物船だったことに気がつく
そこに現れた研究者のリーダー リカルデによれば、地上は既に感染者だらけとなり、この船は治療法を探すための臨時施設として機能しているのだと言う
リカルデは感染の可能性を考慮して、彼女を徹底的に検査すると言い連行していく
グスマンは同じ特殊部隊のルーカスと合流すると、自分達の上官がここに送り込んだことを知らされる
ルーカスの紹介で貨物船の船長オルテガと出会ったグスマンは、この船がリカルデと彼の傭兵部隊が指揮していることを知る
船内には至る所にカメラが設置され、アンヘラのいる研究室は万全のセキュリティに守られていた
おかげで停電が多いと愚痴をこぼすオルテガは、続いてアンヘラのファンだと言う機会オタクの通信士ニックを紹介する
彼はリカルデの命令で彼女が持っていたカメラの映像を分析していた
何とかアンヘラを自由にしてやりたいグスマンは、研究室のカメラの映像にアクセスできないかニックに持ちかけ、彼はそれを了承する
その夜 リカルデらは、停電中に研究室に何者かが侵入し、被験体を逃したことに気がつく
その頃キッチンで調理をしていたコックのエドウィンは、不穏な気配を感じていた
物陰から飛び出して来たのは感染したサルで、エドウィンは何とかサルを始末するものの、指を噛まれてしまっていた



『レック』シリーズ4作目にして最終作

舞台を洋上の船に移し、感染の原因となったヤバいのと最終バトルっていうB級映画みたいなことになってしまった
もうど初っ端からレックしないという破天荒さは潔ささえ感じる

1作目、2作目で衝撃のラストを演出した初代主人公アンヘラがカムバック
ちょっと老けたけど可愛い
2作目まで観てる人は、それだけで人類滅亡エンドが見えるところだけど、改めて世界を救うために感染源は誰なのかを探るのが大筋のストーリー
過去のあれやこれやを纏めにかかるあまり、3作目の存在が更に薄れるのは悲しみ
ウェディングチェーンソー好きだったのに
シリーズ集大成感はあるけど

シリーズ重ねるごとに、ホラーより派手さを意識してる感があったけど、感染源さんとのラストバトルとのことで、大バトルを期待したいところなのに、特に『バイオハザード』的なクリーチャーが登場するわけでもない辺り、派手さ1本勝負にも踏み切れなかったのは残念なところ

やりたいことがぼんやりしちゃった感じは強いけど、純粋に洋上ゾンビホラーとして観れば普通に観られる出来
世界を震え上がらせた1作目のワールドはエンドしてしまったのか・・・という郷愁に駆られながら最期を見届けよう
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