トッシー

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のトッシーのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

神の誕生を
無慈悲さをなまでの
荘厳さで描いた前作、
『マン・オブ・スティール』
…からの壮大なる伏線回収。

人 VS 神 の仁義なき闘いと
その先にある、神の死までを描く

神話としてのDCEU第2弾!

監督は引き続き
ザック・スナイダー!



久々の再鑑賞でした。

『マン・オブ・スティール』と一緒で
相変わらず荘厳で神話的ではあるが
鈍重で、テンポも悪いし
爽快感に欠けまくります。

だから、やっぱりこれも
初見はあんまり
面白いと思わなかったし
好きではなかった。

けど、今観ると

結構…面白くない…?

す… 好きだわ………



ベン・アフレックの
ごっついバットマン
(ブールス・ウェイン)
…ええやないか。

ジェシー・アイゼンバーグの
イカれた悪役
レックス・ルーサーも
…嫌いじゃない。

ヘンリー・カヴィルは
この時点で既に
スーパーマンにしか
見えなくなっている。

そして、
実は本作が初登場である
ガル・ガドットの
ワンダーウーマンが、
本作において数少ない

…しかし、超絶最大級の
爽快感と、テンションブチ上げを
プレゼントしてくれた………!

神に対する人の反逆。

絶対に勝てっこない
無謀な闘いに挑む
バットマンの悲壮な姿には

圧倒的な自然の脅威を
何とかコントロール
しようとしたり

タブーとも言える
生命の領域にまで
知識と進化を広げようとする
人類そのものの姿が重なって

不思議な色気と哀愁も
感じてしまうんですよね。



確かに致命的な
ツッコミどころもある

母親の名前が同じってだけで
和解してしまう2人とかね…

あまりにも人の憎しみとか怒りを
甘く見すぎではないか?
そりゃないんじゃないか?
…とか思っちゃうんだけど

これが神話(ある意味お伽噺…)
なんだとしたら…

それはもう
そう言うもんなのかも
しれないしねえ…



…後、バットマンのアクションが
カッコ良いんですよね。

特にスーパーマンの母親
(同じ名前のマーサさん)
…を救うための、
1 対 多数のバトルシーン。

クリストファー・ノーラン版を
観ていたのなら、割りと容赦なく、
殺傷力高めのバットマンに
少し戸惑うかもしれませんが

泥臭さとスタイリッシュさと
激しさと非情さを兼ね備えた
非常にカッコ良いアクションシーン
…だったと思います!

アクションだけで言うたら
DCEUのベンアフ・バットマンが
1番好きですね。

そこだけは
クリストファー・ノーラン版より
好きですからね。
これはもう仕方がない。

そんなこんなで
やっぱりDCEUに対する
惜別の思いだけが
湧き上がる
再鑑賞でございました。

やっぱりDCEUにも
思い入れが深くなってたんやなあ…

ノ…ノスタルジィ………

2023-19
トッシー

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