トランスマスター

ジャージー・ボーイズのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
3.0
#54 ミュージカル映画ではありません。

ニュージャージーのイタリア移民の4人組がクラブの流しやアーティストのバックコーラスの下積み期間を経てヒット曲を発表してからはツアー巡業の日々、家庭を持つメンバーや素行の悪いメンバーなどそれぞれの境遇の違いでそれぞれ衝突する。でも音楽の力が彼らの力を結集するお話です。

◆良い点/注目ポイント
・クリストファー・ウォーケンのマフィア役がはまっています。部下の組員がGTAにでてきそうなキャラなのもわかりやすい。
・50'sから60'sにかけて車のデザインや店の内装やスーツのデザインが変わっていくところも味わい深いです。
・ドキュメント風で第4の壁に向かって語り掛けてくる所も好きです。
・ミュージカルではなくステージ上だけで演奏するのでストーリー進行に違和感がありません。
・フォーシーズンズの命名のきっかけなども意外でした。

◆改善点
・なし。

◆総括
・『BTTF』の1950年の渚のお魚パーティーの映像がフラッシュバックしました。私は今作のタイトルを『ジャジーボーイズ』と勘違いしていてJAZZの話かと思っていたら・・・ニュージャージー出身の話でした。
クリント・イーストウッド監督作品らしいヒューマンドラマでした。

-2020年 54本目-