このレビューはネタバレを含みます
海難というもっとも絶望的な状態のなかをひたすら絶望に追いかけながらもがく様を描いた作品。
最後の白鯨との邂逅であの銛をつかなかったのはどういうカタルシスが訪れたのか。
推測するにはあまりにも壮絶な状況すぎて思考は停止してしまった。
彼らは生きたかったから生きれたのか。それともそんなものはなかったのか。
解答はないけれども、そんなものはそもそも彼らにもなかったのかもしれない。
ふだん目を背けてきたものに、背けたいものに真っ向から挑んだ作品だと思いました。
見返したいとは全く思えないけど笑。そのくらいのリアルがある映画でした。
とりあえず鯨は怖い