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コードネーム U.N.C.L.E.のnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.5
良い意味でも悪い意味でも、ガイ・リッチー映画だった。というのも、僕の場合、今までのガイ・リッチー作品は観ている間はそれなりに楽しめるんだけど、終わってからほとんど印象に残ってないのが大半で、今作もそれに当てはまってしまった感じ。

ただ、画面の隅々まで60年代イギリスを車やボートなどのガジェットまでしっかり作りこんでいたり、要所要所でしっかり面白いです。
プレイボーイなCIAナポレオン・ソロと生真面目なKGBイリヤ・クリヤキンという凸凹コンビのテンプレート化されたやりとりも見ていて楽しいし、なによりイギリス人のヘンリー・カヴィルがアメリカ人に見えるし、アメリカ人のアーミー・ハマーもロシア(ソ連)の人に見えるしで、映画の基礎となる部分は十分すぎるほど確立されていると感じました。ものすごい説得力!

あと、遠近法使い画面手前でシリアスなことを描き、画面奥でコミカルなことが起きているという抜けの笑いが最高。
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