Punisher田中

コードネーム U.N.C.L.E.のPunisher田中のレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
4.2
舞台は1960年代中盤。
東ベルリンから亡命する東ドイツ人エンジニアのギャビーの脱出をCIAエージェントのソロは補助していた。
しかし、脱出を阻止する為にKGBエージェントのクリヤキンが立ちはだかる。
一方、裏ではアメリカのCIAとソ連のKGBは、核兵器拡散を企む謎多き犯罪組織の存在に気付き、犯罪組織を制圧するために長年の対立を超えて手を組むことになっていたのだった。
果たしてこの最強凸凹エージェントコンビは上手く協力し合いながら犯罪組織を潰せるのか?!

素晴らしいスパイ×バディ映画!
アクションに喧嘩、時にはロマンス。
最近迷走していると思っており、あまり期待していなかったガイ・リッチー作品だったが、見事に冷淡な印象のあるスパイ要素と熱いバディ物が見事に組み合わさっており、気軽に見れる娯楽映画になっていた。
この作品の秀でているところは間違いなくキャラ設定で、特にバディを組む2人は凄く魅力溢れている。
▷CIAエージェントのソロは、女たらしでダンディ且つクール。お調子者で料理が得意、喋れる言語は5カ国語。
▷KGBエージェントのクリヤキンは、史上最年少でKGBエージェントとなった経歴を持つ。非常に几帳面且つ生真面目で柔道とチェスが得意。
そう、この2人の性格は真逆で相性最悪!全く噛み合わなくて全編通して喧嘩ばかりだ。しかし、危機的状況になるとお互いしっかり助け合ったり、段々信頼し合っていくところは実にほっこりした気分になれる。

勿論、キャラだけではなくストーリーやガイ・リッチー先生の洒落っ気もこの作品には欠かせない要素となっている。
ファッションセンスも音楽も洒落っ気たっぷりで60年代の社会背景もミックスされた今作は見所たっぷりだ!
また、どこかのシーンにあの有名なサッカー選手のデビッド・ベッカムがカメオ出演しているから是非探してみてね😎
因みに今作はリメイクみたいで、元は1960年代のテレビドラマ「0011ナポレオン・ソロ」ということだった。
元の作品が好きな方にはちょっと相容れない作品かもしれないが、気になったらトライしてみては!