Hondaカット

プロミスト・ランドのHondaカットのレビュー・感想・評価

プロミスト・ランド(2012年製作の映画)
3.4
68点。想像よりも地味でストレートな作品だった。もろにエネルギー問題のリアルな部分を正面から描いている為、未だ結論づけられない題材を語っている弱さがある。そこにガス・ヴァン・サントなりの作家性があまり感じられないのが残念だった。すこし遠慮が見えるというか。もっと思いを潜ませてぶつけて欲しかった。

マット・デイモンは地味な役柄でも機微の出せる良い役者。グッド・ウィル・ハンティングのような心に残るシーンや台詞があったらもっと良作になったように思う。良くも悪くも「オトナ」を描いている映画だった。サントは「コドモ」や「コドモのようなオトナ」を描かせた方がグッとくる気がする。グット・クル・ハンティング。
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