オーウェン

フランシス・ハのオーウェンのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.0
フランシスはプロのダンサーを夢見る27歳。
しかし同居していた親友が出ていくことになり、フランシスはいつしか自分の将来に不安を抱く。

このフランシスという女年齢を意識した焦りというものがない。
だから周りからは痛い女という風に捉えられる。
嘘をついて自分を偽ることを忘れない。

ただしノア・バームバックは悲惨なだけの女性にしていない。
「アメリ」のような女だが、現実を見据えることもしている。
モノクロームにしたのもアートのような作風を感じる。

女性の方が共感できるとは思うが、このタイトルの意味が分かるラストカットはすごくセンスを感じる。
やはりノア・バームバックは要注目の監督の一人だ。
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