とびん

アントマンのとびんのネタバレレビュー・内容・結末

アントマン(2015年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

マーベルシリーズの続き。

今回の主人公は、小さくなることができるアントマン!
蟻みたいに小さくなれるからというのもあるが、蟻を操るところからもアントマンの由来があるのは初めて知った。
演出がかなりおしゃれ。
そして、蟻がかわいい。
最初は犯罪者がヒーロー?と訝しんだ目で見ていたが、生粋の悪というわけでなく、判断能力が欠けているが故の犯罪ということと、絶対に犠牲者は出さないというポリシーで愛着を持てた。
最後の小さきもの同士が戦うシーンでは、真剣に戦っているんだけど人間サイズで見るとコミカルに見えて面白かった。
トーマスが倒れるときの『コトッ』って空しい音も、戦いを一層バカバカしくしていた。戦い自体は、全然バカバカしくないんだけどね。
あと、トーマスや蟻が巨大化したのに恐怖を感じた。
トーマスって前々から恐怖を感じるんだが、米人はどう思っているんだろう? 富士急のトーマスランドでさえ、ずっと震えながら回ってたもん。
亜原子レベルまで小さくなるシーンも印象的。
一瞬宇宙に似たような描写があったが、たしかに宇宙サイズで見ると自分たちなんて亜原子レベルでちっぽけなものなのかもしれない。
ただ、もし元の調整機に大きくなる調整機をはめたら、スーツを着た人間は際限なく大きくなり続けるのではないんだろうかと思ってしまった。
そのあたりは自分が文系なので理解できなかっただけかもしれないが……。
こんな揚げ足取りみたいなのは抜きにして……
面白かった。
最後、ヒロインとキスシーンを見せないあたりもいい。
あ! あとあれだ。アタッシュケースの中で、音楽がかかるシーン。
あれも最高だった。
とびん

とびん