全編4分割画面・ワンカット同時撮影で知られる実験映画「タイムコード」のマイク・フィギスが、今度はおんなじことをヴェネツィアでやろうとした、おっぱい映画。
しかし、死ぬほどつまらん。
マルコヴィッチやサルマ・ハエック、サフラン・バロウズ、リス・エヴァンズ、ジュリアン・サンズ、ルーシー・リュー、あげくはバート・レイノルズと、キャストだけはやたら豪華なのに、内容は皆無。
多分、ドグマ95に感化されたのか、即興演出と手持ち撮影にこだわってるだけ。映画としての中身を無視している。ドグマ95同様、手段が目的と化しているパターン。
しかも、肝心の撮影も酷いし、4分割画面もあまりないし、全てが中途半端。
いくらなんでも酷すぎないか?
ビデオアートとして見ようとしても、妙に映画ぶろうとしてるから「アート」にもなっていない。