しゃおりん

ヴィオレッタのしゃおりんのネタバレレビュー・内容・結末

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

これ実話ベースなのつらい…。
ママの愛情が欲しくて写真のモデルして、もっともっと愛されたくてどんどん過激な写真を撮るようになって、一方で少女のヌードをすることで日常生活とはかけ離れて行くし、ママは良い作品を作るためなら何でもするから自分が使い物にならなければ他のモデルを使ってしまう。
普通の生活をママと一緒に送りたかっただけなのに、ヴィオレッタが不憫で不憫で悲しかった。
最初のシーンからママが自分のことを鏡越しにチラチラ見ているシーンがあったけど、今は消えかかってる昔の美しさをヴィオレッタに重ねているからこそ彼女をモデルにして作品を世に出したかったのかなぁとか、美しさでこの年から注目されて男が寄ってくるヴィオレッタに嫉妬してたんじゃないかとか、でも彼女の才能や美しさを使わないことには生活できないってことを考えるとやっぱりママはヴィオレッタに愛情はなかったのではないかって思った。

そんなことを含めて、やはりヴィオレッタが不憫でならないのでした。