のりちり

リスボンに誘われてののりちりのレビュー・感想・評価

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)
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スイスのベルンでしがない教師をしていた主人公。
学校に行く途中、橋から飛び降りようとする女性を助ける。
その女性はどこかに行ってしまい、着ていたコートに残された1冊の本を読みながら、入っていたリスボン行の夜行列車に乗る。

そして、その本の著者を訪ねる。
著者は若いうちに亡くなっていた。
その本に出てくる今は年老いた仲間を訪ねて、彼らの若いときの革命への気持ちを知って行く。

ポルトガルに革命があったことも知らなかった私は、一度調べてみた。
無血とはいえ、拷問にあって亡くなった人もいたのだ。
その革命が起こる少し前の話しだと分かった。

こんな血の気のあふれる人生を歩まず、元妻には退屈だと言われた主人公。
リスボンであなたは退屈じゃないわと知り合った女性に言われて、たぶん、ここで生きていくんだろうなで終わる。
主人公の人生はこれからだ。
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