黄推しバナナ

スウィング・オブ・ザ・デッドの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

3.0
監督 :
ジェレミー・ガードナー
脚本 :
ジェレミー・ガードナー
出演者 :
ジェレミー・ガードナー
アダム・クロンハイム
アラナ・オブライエン
ラリー・フェセンデン


おっさんは何故かロードムービーに心惹かれるのですよ。
歩きでもOK!
自転車でもOK!
バイクでもOK!
自動車でもOK!
ワゴンならさらにgood!

【映画】
「パーフェクトワールド」
「レインマン」
「テルマ&ルイーズ」
「リトル・ミス・サンシャイン」
「悪魔のいけにえ」
「スタンド・バイ・ミー」
「少年メリケンサック」
「風花」
「ぼくとママの黄色い自転車」
「幸福の黄色いハンカチ」
「ケルベロス-地獄の番犬」
「さよならくちびる」
「コリン love of the dead」
「スウィング・オブ・ザ・デッド」

【漫画】
「BLUE GIANT SUPREME」
「葬送のフリーレン」
「北北西に雲と往け」

などなど…

今作は旅をする男性2人の友情と戦いを描いたゾンビホラーとロードムービーのハイブリッド作品なのです…🧟‍♂

人間がゾンビと化した終末世界で、あてもなく旅を続けていたベン(ジェレミー・ガードナー)とミッキー(アダム・クロンハイム)の2人…ある日偶然無線機の電波を傍受し他の生存者がいることを知る…何とかコンタクトを取ろうとするが、彼らは何故か頑なに合流を拒むのだった…


野球チームでプレイしていたベンとミッキー外国でのタイトルの通り、
The Battery
(バッテリー)
の仲で二人で行動する…

ベン(ジェレミー・ガードナー)
=キャッチャー、料理、食料調達、攻撃、守備両方に長けている
ミッキー(アダム・クロンハイム)
=ピッチャー、ロマンチスト、神経質、臆病、虫も殺せないダメ男、ベンと正反対
アニー(アラナ・オブライエン)
=偶然無線機で知り合った生きた生存者、それ以外は不明

物語の2/3は気の向くままの放浪生活で、
音楽聞いたり、
キャッチボールしたり、
石投したり、
釣りしたり、
家に侵入して食料調達したり、
車を確保したり、
自然のきれいな風景眺めたり、
ドライブしたり、
元カノの家に立ち寄ったり、
酒呑んで酔っ払ったり、
飯食ったり、
歯を磨いたり、
ベットで寝たり
車で寝たり、
タバコ吸ったり、
牛と戯れたり、
モーテルに行ったり、
りんご園でりんご食べ放題
を永遠と見せられる…
割りと退屈飽きてくる…

まぁ…
ミッキーの言動が腹立つ
腰抜け野郎だし、何もしないのに文句ばかり…ベンの腰掛け状態…
ベンの忠告を聞かず無線機の相手のアニーとコンタクトを取り続ける…
アニー側が関わるなと言うのに…
ジェリーと言う名の車強盗に人質になり危機的状況に…
案の定ラスト近くでアニー側と接触した事で車のキーを奪われベンの足を打たれる始末…
車をゾンビに取り囲まれるし…
草原に投げ捨てられた車の鍵探しに出てゾンビに噛まれて車内に戻ってくる始末…

残りの1/3はこんな感じで展開される…
絶体絶命の中の車内閉じ込められ撮影約30分…

そんな間抜けで腰抜けで役に立たないミッキーと何故一緒にいたのか!?

The Battery
(バッテリー)

だったから…
私は“腐れ縁”と訳したけどね☺️

その腐れ縁なのだが、
ラストシーンで回収しきれなくて消化不良気味に…

消化不良イミフ場面&行動😱

❶アニーは何故足を撃った?
足撃たずに車の鍵を送迎に投げるだけでもよかったのでは!
素性と場所が判明されるのを避けたかった?
ならあの時に2人とも銃殺で済む話!
何したかったの!?
❷車の鍵もなく車内に閉じ込められた2人!?
ミッキーがゾンビの大群に気付いたとき二人逃げればよかったのに?
ミッキーは逃げれた?
ベンは足を負傷して逃げれない!?
ミッキーは腰掛け野郎だから1人では逃げれなかった!納得!
ベンは結局ラスト車から脱走して歩いて逃げている!辻褄が合わない!?
❸イグニッションキーを直接接触(接続)してしまえば電気系統がアクティブになりエンジンを掛けるのは可能では?
あの方の車なら“イモビライザー”も無いし“ハンドルロック”も接続した時点で解除されるはず…何故、車が仮にも劇中で言っていた故障原因になったとしても車内に閉じ込められた死の宣告状態なら試す価値があってのでは!?
❹極限まで追い込まれたミッキーは草原に投げ捨てられた車の鍵を危険を顧みながら取りに外に出て戻ってくる…ゾンビに手を齧られ感染した体で…よく50人くらいに取り囲まれているのに戻ってこれたなぁ…戻ってこれるのだったら逃げれただろうに…この後ベンは結局ラスト車から脱走して歩いて逃げている!
この展開の脚本なら、2人で同時に脱出してどちらかが助かる方法で生き延びる脚本にした方が“The Battery”(バッテリー)と言うタイトルにあってなくないですか?

車内に戻ってきたミッキーを感染したからといって銃で撃ち殺すが、感染しきってない意識のあるうちにですよ…攻めて100歩譲ってゾンビになってからにした方が良かったのでは!?
そのあとベンが無線機でアニーに向けて
“ミッキーはお前のせいで死んだ!(脱出方法を述べる)成功したら、お前の頭をぶち抜いてやる!待ってろ!”と宣戦布告する台詞があるのだが…何か肩透かしに見えますよ…

だからやはり私の考えた、2人で同時に脱出してどちらかが助かる方法の脚本の方が説得力あるでしょ!

脱出してゾンビの大群を後ろに引き連れ道を歩くベンのフルショットで物語は終わる。

その後に黒バックに白字ででかでかと、

“The Battery”

ほら…
やはり私の考えた、2人で同時に脱出してどちらかが助かる方法の脚本の方が説得力あるでしょ!

生き残った方は涙を浮かべながら道を歩くのですよ復讐を果たすために…

何故なら二人の仲は
“The Battery”
だからですよ!

私なら“エモーショナル”をもう一押するためスタッフロールの途中で、
夜に燃えさかる施設を後にするベンの姿の映像を入れるけどねぇ…
見てる観客は復讐を果たしたんだなぁと感じてくれるはず!

そう言ったイミフの部分が解消しきれていれば傑作になってたであろうに…

もったぃねぇ…

①鑑賞年齢40代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
黄推しバナナ

黄推しバナナ