黄推しバナナ

次元大介の黄推しバナナのレビュー・感想・評価

次元大介(2023年製作の映画)
3.5
何故こうも差が出るのだ…
これはもう前作の公開処刑だな…

監督 :
橋本一
脚本 :
赤松義正
原作 :
モンキー・パンチ
出演者 :
玉山鉄二
次元大介
真木よう子
アデル
真木ことか
水沢オト
さとうほなみ
瑠璃
笹野高史
本宮泰風
波岡一喜
野村祐人
馬場徹
辻本祐樹
桜木梨奈
田中要次
永瀬正敏
川島武
草笛光子
矢口千春
野口かおる
及川莉乃
土平ドンペイ


正直な話、
ルパン三世(2014年)
監督 : 北村龍
が制作されたから今作がある…
だが前作の体たらくたるや…
それがあるから今作の評価が上がる視聴の仕方はしたくない…
そんな葛藤の中…
視聴開始🤔


物語は、
ポーランドで敵を仕留めそこねた事を切っ掛けに次元大介(玉山鉄二)は愛銃コンバットマグナムを修理できる人物を探し、メキシコ、日本、泥魚街へ行き着く。そこで過去の悲しい出来事から言葉を発することができなくなった少女オト(真木ことか)を守ることになった次元大介は、オトを狙う謎の組織、国籍・年齢不詳の美女で片足と声を失った元殺し屋のアデル(真木よう子)と、その右腕・川島武役(永瀬正敏)と対峙することになる…


スローテンポの展開から始まり、ワイド / ロングショット、エスタブリッシング・ショットでオリエンタルアジアの世界観の情報を視聴者に丁寧に見せる。矢口時計店の商店街も昭和時代を彷彿とさせるエモい展開。

2023→オリエンタルアジア→昭和→2023→オリエンタルアジア→昭和

昭和のアニメキャラを2023年の実写で動かすとなると違和感が出る🤔違和感をなくす為の
脳が麻痺する上手い切り替えの展開の演出をするでないかい🤔

しかも冒頭、ポーランドのコイントス早打ちフィルム・ノワールの西部劇でスローテンポアクションをぶっ込んでいるため、派手なアクションの期待度を下げる効果にもなっている。次元大介はこんな世界観だろってね🤔

次元の敵対する相手キャラもずば抜けて素晴らしいビジュアル👏
紅不二興業(ヤクザ)に片足と声を失った元殺し屋のアデル(真木よう子)が出向き、車椅子で10人以上皆殺しにする😳

縦横無尽に操作する車椅子
人の間をすり抜ける
車椅子を傾けてドリフトで移動
スピードを付けて低姿勢で弾丸を避ける


何だかんだ言われている“真木よう子”だが、妖艶でただならぬ雰囲気の悪役にピッタリハマっている👏オーラが無いとラスボスには相応しくないからね🤔アクションも演技もアンチが言うほど気にならないし悪くない素晴らしい🤔

側近のアデルの右腕・川島武役(永瀬正敏)が百の顔を持っていて永瀬正敏に合っている役柄で神秘的🤔
脳を拡散して幻覚を起こす装置なのか、顔にフィルターがあってのフォログラフシステムなのか、人によって顔が変わる近未来的なSF演出があってエモいし、それに対してのどう言うシステムだの、装置だのの説明がないのもいい👏

更に、

西部劇
任俠
オリエンタルアジア

の作品にプラスして展開されるのは、

表向きはさびれた時計屋、裏社会では世界一のガンスミス(銃職人)と言われる矢口千春(草笛光子)根城で展開される、次元大介と少女オトとの展開🤔

これ、
レオン
ウルトラヴァイオレット
ルパン三世カリオストロの城

レオンとマチルダ
ヴァイオレットとシックス
ルパンとクラリス
の対比と類似する🤔
次元大介が少女オトを嫌嫌面倒を見る点からして、レオンとマチルダの方が近いかも🤔
でかい組織に乗り込んで対戦するところは、
ウルトラヴァイオレット
ルパン三世カリオストロの城
がかなり近いかも🤔

※レオン(1994年)
監督 : リュック・ベッソン

※ウルトラヴァイオレット(2006年)
監督 : カート・ウィマー

※ルパン三世 カリオストロの城(1979年)
監督 : 宮崎駿

ルパン三世(2014年)の、
“玉山鉄二”演じる“次元大介”はそうでも無かったのだが…
今作の“玉山鉄二”演じる“次元大介”は何故かツマミ帽を被ってないときの方が原作、アニメの次元大介に似ていると言う謎現象が😳

ラストの矢口千春と次元大介と少女オトの3人で囲む食事シーンにさり気ない肉団子ミートパスタの演出👏
※ルパン三世カリオストロの城でルパンと次元が取り合いする“あれ”ね☝️

残念な点が1つ…
“フィアット ヌオーヴァ500”でルパン三世が迎えに来るシーンはいらなかったかなぁ…
黄推しバナナ

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