しゃおりん

ニンフォマニアック Vol.1のしゃおりんのレビュー・感想・評価

ニンフォマニアック Vol.1(2013年製作の映画)
3.0
色狂いの女の人の語り。
ホォォ〜!これが噂の!!とワクワクして見始めたはいいものの、性について赤裸々に語られるので、官能的であるのだけれど、それでいて想像以上にとても重い。
「愛とは嫉妬の要素を付け加えた欲望」って、ああ、って。なんだか自分のことを言われているようで恥ずかしい気分になってしまった。
全然話は違うけど、最近はやりの歌にも「夫婦を越えてゆけ、二人を越えてゆけ、一人を越えてゆけ」ってあるように、夫婦であっても所詮人は一人なんだよなあ、と。一人と一人がくっついて夫婦になってもたぶん孤独との戦いっていうのは常にあって、相手に自分に空いた穴を埋めてもらいたい欲望がある、でもそれってエゴでしかない。夫婦って一体どういう成り行きで夫婦になれるんだ難しい、とか映画観ながら考えてしまった。
ニンフォマニアックって孤独という埋まらない穴をセックスという形で埋めようと必死にもがく、そんな感じ。かな?