Stella

ソロモンの偽証 後篇・裁判のStellaのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

親が刑事で、色々応援してくれたり、結構難しいことをやりたい中学生に対して、協力的な先生や大人たちがいて非常に良い環境。
主演の藤野さんが校長に対して、「他の先生は何もしてくれなかったけど、校長先生は色々してくれました」と感謝を述べるシーン、子どもは本当によく大人を見ているし、自分もそうだったなと思い出した。私も当時から、今も仲がいい校長先生がいてよくわかる。トップに立つ人の考えや行動は大事、この学校は変われると思う。


裁判の中で、少しずつあらゆる事が明確になっていくのが気持ちいい。

自殺者が出てもいじめている側の罪悪感はそこまでというのはよく聞くので、こういう形で学生が考える機会を自ら作るというのはいい例だと思う。

大出くんは不良で乱暴だけど殺人はしないという刑事さんの言葉と殺人はしないけれど、樹里やマツコの事は顔を踏んだりする程の壮絶ないじめをしていて、そこが言及されていくシーンがよかった。


うっすら予感はしていたけれど、やっぱりそうなのか…という結論にどんどん近づいていく。この映画の場合、結末よりもその過程が大事だと思った。
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