どらこ

ジョン・ウィックのどらこのレビュー・感想・評価

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)
3.3
妻を失い、絶望の淵を立たされ隠居生活を送る伝説の殺し屋・ジョンウィック。
亡き妻が最後に残してくれた愛犬が唯一の支えだった。

結果的にキアヌがブチギレて何十人も殺しまくるのだが、見ている人の中には
「そこまでする必要ある!?」と劇中の人物と同じ台詞を吐く人もいるだろう。

でも動機としては十分理解できる。
心の支え。人によってそれは人間だったりペットだったり物だったり風景だったりする。
それを奪われたとあらば対象をぶち殺すしかない。。。


まず冒頭から敵側全員が主人公に対して死ぬほどビビってるというのが斬新。
みんな「ど、どうしよう…」的な。
いかにキアヌがヤバい奴なのかがわかる。


標的であるクズ息子はゲームオブスローンズのシオン!
彼はどの映画でもクズみたいな役をやらされて可哀想になってくる。。

でもあの小物感がすごいハマり役だった。


そしてウィレムデフォー。画面に映るだけでクソかっこいい….
どっち側なのか、何を考えているのかわからない掴みどころのない感じが超イケてる。
ピアノの上に武器を並べるシーンは粋。


ーーーーツッコミポイントーーーー
・まずこの世界に警察は存在しない(確信)
数回登場するにはするけど「また仕事っすか?w」みたいな感じで完全に殺人鬼であるキアヌを野放し状態。
もしかしたら政府が抱える殺し屋的存在だったのかもしれんがあまりに非現実的すぎる。

・多忙な特殊清掃員
冒頭のキアヌハウス襲撃の際、少しの人数を殺害したキアヌ。
その後ドヤ顔で特殊清掃用務員が登場するが、彼らはその後もちゃんと掃除しているのだろうか??
中盤以降、最初の殺害人数と比較にならないくらい死者を出しているが、掃除していた場合オーバーワークにも程があるのではないか??


・なぜかトドメを刺されないキアヌ
キアヌが何十人も殺しまくったあと敵に捕獲されるけど、意味不明。
武装した兵士数十人単位でも歯が立たないのに、トドメをさす千載一遇のチャンスを逃したロシア人マフィア。
甘すぎる。普通すぐ殺すって。。
尋問とかで聞き出さなきゃいけない情報とか持っているなら生捕りでいいと思うけど、
あの処遇は萎えた。めっちゃフィクション。全然リアルじゃない。



次回作は多分見ない...
まぁ〜〜頭空っぽにしてアクションが見たい!って時以外は見る気が起きないかなぁ
どらこ

どらこ