OASIS

キル・ユア・ダーリンのOASISのレビュー・感想・評価

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)
2.5
1944年、ニューヨークのコロンビア大学で実際に起こった殺人事件を基にした映画。

アレン(ダニエル・ラドクリフ)とルシアン(デイン・デハーン)のディープなキスと大胆なベッドシーンが話題となった。
そういった場面は数える程しか無く、「ブロークバック・マウンテン」等に比べるとやや不潔感があって、ハリーポッターって意外と毛深いんだな・・・だとかそういう所に目が行って気が散った。

詩人や作家には同性愛者や異常性癖を持つ人が多いというのは何故か?という点は前々から非常に気になっていた所だったが、この映画を観てもそういう疑問が解消される事は特に無かった。
そこは常人・凡人には理解し難い領域なのだろうが・・・。
自分だったらどうするかと考えた場合、いきなりキスされようもんならそれこそ相手をアバダ・ケダブラしてしまいたくなるもんです。

ただ、創作活動のエネルギーやアイデアになるようなものは、刺激を求めて遠路はるばる訪れた旅先に必ずあるものでは無いのだなという事が分かった。身近な友や仲間に対する嫉妬や敬愛から産まれるような物が共感を得て名作と言われるようになると。
仲間達との放浪の旅で生み出されたジャック・ケルアックの「路上」しかり、ウィリアム・バロウズの「裸のランチ」しかり。
お互いを敬愛している間柄だと、友情の枠を飛び越えて愛情に至るまでの垣根の低さが下がりに下がっている状態なわけで。
ましてや相手がデイン・デハーンならそれもしょうがないと思えてしまう。
そんな彼は今回、デ淫な部分が出ハーンしてましたね。
ダニエル・ラドクリフの方が陰湿な気がしました。

エリザベス・オルセンは今回も可愛かった!
レンタルはツ○ヤだけです。
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