Kuri

アメリカン・スリープオーバーのKuriのレビュー・感想・評価

4.0
"Sleepover "という言葉は歌詞でたまに目にしていたのですが、恒例行事になっている新しい学年に上がる前日のお泊まり会のようなもの。
子供から大人になる、通過儀礼の夜を群像劇形式で描く瑞々しい作品でした。
7年前、2010年の作品とはおもわず、これ描きながら記述を見返してしまった。

一つの街の一つの夜に子供たちがすれ違うっていう設定が全体に活きていて。
空間の広がりが適度にあるけど広すぎないし、無限みたいに長く感じるけど結局は一晩にしかすぎない。
でも、後から思い返すと奇跡みたいな夜のこと。

すぎていった青春を懐かしく悲しむエンディングテーマで観客の全てを登場人物に巻き込む仕掛けにもヤラレました。
Kuri

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