Narmy

マダム・イン・ニューヨークのNarmyのレビュー・感想・評価

3.5
今までに観たインド映画とは少し雰囲気は違っていたけど(舞台がニューヨークだからかな)これもまためちゃくちゃ素敵な作品!!

インドで夫と義母と2人の子供達と暮らす主人公シャシ。
英語が苦手で、子供の学校では先生や父兄とコミュニケーションがとれず落ち込み、家では子供達に侮られ、夫にはなんとなく見下され、夫の同僚にあえば、言葉だけではなく、ハグなどの文化の違いにも驚いてしまう。
そんなシャシが姪の結婚式の為、ニューヨークに一人旅をする。
ニューヨークでも英語のせいで散々な目にあうシャシは、偶然見かけた広告、“4週間で英語が話せる”というスクールに興味をもつ。。

心のままに流れる音楽が凄くいいな~!
やっぱりインド映画観るとハッピーになる♪
景色も衣装も人の心もめちゃくちゃ美しい!
その美しさとは反対にインドに根強く残る男尊女卑の風潮が見え隠れしている。

シャシはこのスクールで英語を学ぶということだけではなく、いろんな忘れかけていた体験をすることになる。
様々な国の様々な人達と一緒に。
そして自己否定から自己肯定へ。
同じ毎日でも少し見方をかえるとそこには新しい世界が広がっているということ。

シャシが心に秘めていた子供達に伝えていきたい思い、家族というものに対する考え方はすべて相手を尊重するということが根底にある。
そしてある場面での言葉、“心の痛みは誰もが同じ”。
とてもいい考え方だなぁ。
心に留めておかなきゃ!
元々シャシはこういう芯の通った考えを持っていたのに、それを表現することが出来なかったんだろうな。
それはきっと英語が話せないという事だけが理由ではなかったんだろう。。

そんな中でも終始姪っ子チャンの優しさには
涙。。

わたしも海外に行くと、今度行く時までには少しでも英語を話せるように勉強しようと思うのに帰ってくると忘れて。。その繰り返し笑
単純だけど英語習いたくなった笑
Narmy

Narmy