アテネ・フランセで行われた
マイナードイツ映画発掘講座より。
最近では『東ベルリンから来た女』『あの日のように抱きしめて』でようやく劇場公開され始めたクリスティアン・ペッツォルト監督の2007年未公開作品。
それより過去2作と合わせて"幻影三部作"と呼ぶらしい。
そう括るだけでネタバレな気もするが、、言葉では説明されない描写が多く、途中何の映画だか分からなくなりますが、ちゃんと映画らしいオチが用意されています。
主人公は女性で、旧東ドイツの地元を離れて、西側で仕事を見つけて仕事のパートナーの男性と良い感じになっていきますが、元夫が度々登場し彼女を悩ませるが、やがて…。。
ホラーのようでもあり、サスペンスのようでもあり、ドイツの現状を映したドキュメンタリーのようでもあります。
うーん、やっぱり地味で商業向きの映画ではないですが…オチが分かった時にそれまでの流れを逆に追っていってみると緻密な計算がされていると分かってゾワゾワしました。
これをハリウッド映画でやったら全く別モンの雰囲気になるんでしょう。
『あの日のように抱きしめてがまだ未見なので来月のレンタルをひたすら待ちます!!!
※今後も『マイナードイツ映画発掘講座』は定期的に実施されるやらしいのでドイツ映画好きはアテネ・フランセに足を運んだ方が良いですよ~!!!