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しびれくらげのnagashingのレビュー・感想・評価

しびれくらげ(1970年製作の映画)
2.5
ムダにキレのある動きや、文節で区切る硬質なせりふ回しを、シャープな編集で強調してバキバキとリズムを刻んでいく。渥美マリと川津祐介のこの過剰な応酬が楽しい。ただ、この映画に求められていたのは、大企業をやりこめるラストではなく、ダメ親父の玉川良一をボコボコにするスカッと感をさらに徹底させることだったのでは? 都心に生きる者と場末に生きる者を芝居のスタイルで対照させる意味もあまり感じない。
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