独立記念日のお祭りで楽しく盛り上がる海辺の町クラリッジ。しかし次々と体に異常を訴える人が続出して街はパニック状態に陥ってしまう。原因は寄生虫なのだが、一体どのようなルートで蔓延し地獄絵図になったのだろうか？な話
ここの評価は低いね！なぜや！フェイクドキュメンタリー（POV）の部類ではかなりの恐怖を与えてくれるリアリティでコワ面白いのに！POVってお化けとか超常現象などが多く扱われていて現実感は無いけど、「海に不法投棄された廃棄物で突然変異を起こした寄生虫ワラジムシが人々に感染していく」っていう身近に起こりそうな題材を選んでいるのがより怖さを引き立てています。そして何故このようなことが起こってしまったか、というのが様々な媒体を駆使して多面的に見せてくれる展開が良いんです
構成は現場から生き延びたレポーターの証言を軸に進めながら「病院内の監視カメラ」、「警察の車載カメラ」、「何も分からず感染してしまい病院内で友達とビデオ通話する女の子の記録」、「病院と疾病予防管理センターとのスカイプ通話記録」、「家畜の糞を不法に海に廃棄していることを告発する映像」、「海辺の水質調査する学者」など、人が持ってるビデオカメラだけにとどめずにありとあらゆる視点から今回の一件を解き明かしていき、全体像を浮かび上がらせていく丁寧な作りもとても秀逸なんですよ。映像が無いところはあえて音声データだけで展開する潔さも◎。さらに疫病にかかった人々の様子もかなりグロテスクで「現実に起こりうる〜ぞぞぞ」という恐怖を煽ってくれます
水がかなり怖くなるので、見る前に十分に水分補給はしておきましょう！あと誰が何と言おうとこの映画はおもろい！
