着ぐるみコメディショー「バナナ・スプリッツ」の公開収録に参加した番組の大ファンのハーリーと、その一家。だがその番組は打ち切りが決まってしまい、最後の収録になるようだった。「ショーは続けなければならない…」というプログラムを仕込まれた着ぐるみロボットたちは打ち切りを決めた製作陣や収録見学に来た大人たちを次々と惨殺する。果たしてこのスタジオから生きて帰れるか？な話
1968年にほんとに放送されていた「バナナ・スプリッツ」で登場した着ぐるみ達が50年の時を超えて復活し、さらに人をぶち殺しまくるという日本じゃなかなかできないコアな設定の映画。ハンナ・バーベラプロダクションからどうやって許可もらったんだろ？日本で言えばガチャピン＆ムックが人殺しするような感じよね。最近公開された「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」とコンセプトは似てるけどこっちはグロ描写マシマシなところで明確に差別化が出来てました
切断、引き裂き、燃やし、殴打などなど、バリエーション豊富な人体破壊がいい感じに楽しめる！殺されるであろう大人たちも揃いも揃って殺されて然るべきなタコ具合なのもまた気持ちがいい。ただ、実在した着ぐるみキャラがひたすらぶっ殺すというパンチラインは素晴らしいものの、シナリオや舞台設定や人々の行動原理など含めて考えるとかなりガバガバであまりコンセプトの良さが活かされてなかったような気はしたかな？まあそんな深く考えたら野暮か…。比較するとファイブ・ナイツの方が真摯に作られてて登場人物にも感情移入出来て良さがあったかも。まさに映画をたくさん見てる人向けの通好みな仕上がりでしたね。あとこの番組のテーマ曲が「キック・アス」でヒットガールが無双するとこで流れる曲の元だったんだね。敬具
