チョコレート工場みたいな背筋が凍る感じを期待しましたが、あっさり系で物足りなかったです。
画的にはコミカルにやってるのに、内容は重すぎて笑えない、みたいなのがティム・バートンの持ち味だと思っていただけに、せっかく重くて狂ったテーマだったのに残念。
展開は先が読めるので、可もなく不可もなく。
ハリウッドにおけるクリストフ・ヴァルツの初期装備みたいになっている胡散臭さは、最初は笑えましたが、ウォルター役は別にクリストフ・ヴァルツでなくてもよかったというくらいの典型的なDV夫描写でした。
アメリカ人というには雰囲気的にちょっと無理があるような気もしたり。
途中、イタリア人の富豪が出てきたシーンで、イタリア語話すんじゃないかと思ったり笑
DVの部分をねちっこく描くわけでもなく、マーガレットが逃亡した後もあっさり普通の暮らしをしていたりなど、サラッとしていたので、あまり疲れないで観られる映画ですね。
DVやDV被害者を軽やかに描いたらこんな感じ？
