このレビューはネタバレを含みます
自宅で。
2016年の洋画。
監督は「フローズン・リバー」のコートニー・ハント。
話は大物弁護士の息子であり、その父親を殺したマイケル(ガブリエル・バッソ「インバージョン 転移」)の弁護を請け負うことになった弁護士ラムゼイ(キアヌ・リーヴス「心のカルテ」)、その裁判の顛末を描くというもの。
プライムにて。
正直、内容にはあまり惹かれなかったんだけど、キアヌ主演ということで気になって鑑賞。
「ジョン・ウィック」シリーズや「ノック・ノック」など最近の出演作によって個人的にはすっかり「バイオレンス」寄りの俳優というイメージが定着してしまったキアヌがまさかの普通の弁護士役!!
こういう真面目な役もやりますよ!ってな感じかw?
話は知人の息子の父親殺しを晴らすため、裁判で無罪を主張していく中で、次第に事の真相が明らかになるんだけど、これがまた至って平坦に進む。
主軸は裁判の証言から展開されていくので、他のミステリーみたいに真相究明するわけでもなく、ただ証言と実際の出来事を交互に見る感じ。
けど、この裁判の証言者たち、本当に嘘ばっかりだなぁ…。
ある人は自分の居場所を守るため、ある人は自分のプライドを守るため、ある人は効率性を重視したため、みんな多かれ少なかれ事情があって証言するんだけど、そ!がまた見事に実際の出来事と相違しているのが面白い。
だけど、その証言の数々を通して、そもそもの発端であるマイケルとその母親ロレッタ(レニー・ゼルウィガー「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」)の様子から、何かがおかしいと気付き…。
ははぁ、これはマイケルがやってなくてロレッタか〜?
と思いきや、お前かーい!!
結局、1番の嘘つきはお前だったんかいっ!!
てなるところは良かったかなー。
けど、それに至るまでがすげぇ、地味だ。
キアヌ主演作品ということで観たけど、そうじゃなかったら観なかっただろうなぁ。そういう意味では感謝してしたいけど、やっぱりキアヌは殺し屋稼業している姿が速く観たいっ!!