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ロボットチキン/スター・ウォーズのrollinのレビュー・感想・評価

5.0
Not long ago in a glaxy not
far enough away‥‥

“つい最近 そう遠くない銀河系で‥”

セス・グリーン率いる“ロボットチキン”が制作した銀河系最高のスターウォーズパロディーストップモーションアニメ!僕は寝る時必ずこのDVDを枕の下に置いて寝ます!

とにかくスタッフ全員がスターウォーズの大ファンなので、ファンならではの視点や愛あるいじり方には思わずニンマリしてしまうのでやんす。洋トイの遺伝子を継承したパペットの愛すべきモッサリ表情や、CGに頼らない生きた質量感は何回観ても飽きることはございません。

人間味溢れるパルパティーン(声:セス・マクファーレン!)、モス・アイズリーのカンティーナにて、オビ=ワンのライト・セイバーによって右腕を斬り落とされるまでのポンダバーバの一日(ローグ・ワンのジェダのシーンにポンダとエヴァザンが出演したので幻の一日に‥)、ダース・ベイダーと化したアナキンとジャー・ジャー(実際にジャー・ジャーを演じたアーメド・ベスト本人が出演!)の再会、フォースが覚醒してしまったブッシュ大統領など、目の付け所が最高なのでやんす!
その上たまらんのは、ジョージ・ルーカスが本人役でやらかしていること!当時のルーカス・フィルムの懐の深さ!おい、見とるかキャスリーンよ!

そして20分強の本編以上にボリューミーな特典映像!これがまた最高でやんして、本作のために3.75〜8インチまでのパペットを独自に製作、水につけることでサイズを調整出来る特殊素材による成型の様子や、オリジナルの美術を参考に作られたミニチュアセット、特にスターデストロイヤー等の製作時にも用いられた、実際のプラモデルのパーツを流用するキット・バッシュまでやってるのには超感動!
愛と情熱溢れる製作現場の風景は、まるで初期のILMが滞りなく仕事をこなしているかのような夢の生産工場だったのでやんす!
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