真田ピロシキ

ウォークラフトの真田ピロシキのレビュー・感想・評価

ウォークラフト(2016年製作の映画)
2.0
思い出しレビュー。

昨年オーバーウォッチに大ハマりして1年以上経過した今でも続けている。本作はあらすじを聞いても予告編を見ても亜流ファンタジー以上には見えなかったが、完全にblizzardへのお布施、課金感覚で見に行った。冒頭に映るblizzardのロゴ。ここが本作の最高潮。1度時計を見た。15分しか経っていない。再び見た。30分ほどだ。さらに見たがまだ1時間も経っていない。

いつも悪役のオークを主人公に据えた物語は珍しい。LOTR的な軍のぶつかり合いを撮ったカットもある。しかしLOTR、ホビット、ゲーム・オブ・スローンズ等で底上げされた実写ファンタジーのレベルから言うと並。それっぽいキャラ、それっぽい獣、それっぽいエフェクトがある。ただしゴア描写は出血すら稀で生きるも厳しい戦争中のファンタジー世界はあまり見えてこない。

話に関しては「みんな、有名だからゲームやって知ってるよね?」と言うかのよう。すまないがPCゲームは基本的に守備範囲外だ。羊変身みたいなハースストーンをやってる程度でも分かるネタがあるので、本編のプレイヤーにはディープなネタがあり楽しめるのだろう。ハースストーンのプレイアブルキャラであるグルダンがボスで、脱いだら凄い西洋の魔法使いぶりを見せてくれたのは良かった。ガンダルフも肉体派だったからね。魔法など軟弱。筋肉こそパワー!

スコアはほぼグルダンに。続編があるかもとのことだが、ダンカン・ジョーンズは無駄遣いしてるとしか思えないので解放して欲しい。それよりblizzardちゃん、オーバーウォッチを長編アニメで映画展開してくださいよー