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セックス・チェック 第二の性のarchのレビュー・感想・評価

2.5
今じゃ絶対撮れないパワハラとセクハラ、ミソジニーと男性優位社会の成れの果ての産物…ではあり、そこを飲みこめないと楽しめない、という飲み込む必要なんてないわけで、完全に過去の異物として吐き捨てちゃってもいいとは思う。

ただ人間性と野獣性、男性性と女性性、教育と暴力、そしてセックスの生殖活動の一面とスポーツ性が、師弟の衝突の中で曖昧となり、砕け散っていくような感覚は1つ面白みがあると思う。

でもやっぱりPTSDの記号的な扱い方や性分化疾患(半陰陽)の扱いもとてもゴシップ的で、好きにはなれない作品だった。
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