アイルランドに実在した活動家ジミー・グラルトンの話。内戦10年後のアイルランドで、ジミーを中心として村人達が作ったホール(公会堂)に、人々は集まり、娯楽を楽しんでいたが、聖職者達によって、人々は圧政的に抑えつけられ、ジミーも反勢力の代表として捕らえられてしまう。
原題は、「Jimmy's Hall」。この映画の舞台である、主人公ジミーが作ったホールのことで、この映画にとっては、無くてはならぬ物。この邦題は、誤解を生むので、全くもって良くない。
アイルランドの情勢や歴史を正しく把握していないため、なかなか理解できないものがあった。今作より10年前のアイルランドを描いた、同じくケン・ローチ監督の「麦の穂をゆらす風」を見なければと、思った。