Tラモーン

懲戒免職のTラモーンのレビュー・感想・評価

懲戒免職(2006年製作の映画)
3.7
オダギリジョー好きなのでなんとなく。


萌(柳英里紗)の通う高校の美術教師・小田切(オダギリジョー)が懲戒免職になった。下品で粗野でだらしがなく授業中も咥えタバコの小田切だったが、そんな彼を好きな親友から萌は恋愛相談を受けていた。


オダギリジョーの雰囲気が炸裂しまくっててカッコいい。こういうテキトーなんだけど、何故だか憧れられるカッコ良さのある大人って本当に羨ましい。

授業中もタバコを吸いながら漫画を読んでいるような小田切が、男子たちが落書きしていた峰不二子を見て"ちげーよ、背中から脚はこうだよ。ちゃんとイメージしろ"って、黒板に描き始めるとこ、めちゃくちゃカッコいい。

峰不二子をとても綺麗に描く小田切先生。
そんな峰不二子を見るような、1人の女性を見る目で見られていた彼女が羨ましくって悔しかったのか。女心は難しい。

一瞬しか映らないけど、ハッと目を惹く吉高由里子の美しさだけに説得力がある。

多分本当にクズ男なんだろうけど、カッコいいものはカッコいいのだからしょうがない。

"今ではないいつか、ここではないどこかで突然牙を剥き、獲物をとらえる"
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