とにかく、それでもバッボ(父ちゃん)はラクダを買っちゃうんだよねってところにつきる。そして、ラストで戻った娘をアウトドアなベッドで迎えた時の父ちゃんの一言がこの映画を集約しているような。
家族と言えど人生はすれ違いと折り合いの積み重ねなのよね。
不思議な映画で観る人を選びそうだけど、人生の節目に何気なく出会った時には何かが感じられそうな雰囲気があり。
父ちゃんはじめ、ファミリー一同のパンツのダボっと具合に懐かしい生活感を覚えつつ、そんなムンムンな生活臭とは対極の存在にモニカ・ベルッチ。
それにしても、個人的にはイタリア人って陽気なイメージだったのだけど、映画を観るたびにそうじゃなかったと思わされる。この映画もまたしかり。