うえ

365日のシンプルライフのうえのレビュー・感想・評価

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
3.4
表紙とタイトルに惹かれて鑑賞。


彼女にフラれたことをきっかけに
部屋のものをすべて倉庫に預け
1日に1つだけ部屋に持って帰ってよい
新しいモノは買わない
それを1年続けるという自己実験を始める男のストーリーです。

彼がその実験を通して何を感じ何を得ていくのかを描きながら
観ている人に
果たして大量にモノを持っていることが幸福の条件なのだろうか?
という問いを投げかけるような作品だと感じました。

想像に難くないように淡々としたシンプルなストーリー(タイトル通り?)で、起承転結を持った物語と言うよりは、リアルな実験記録といった印象でした。

世界幸福度ランキング5位であるフィンランドで製作された映画であるというのも重要な事実なんじゃないかなと思います。
(日本は51位らしい 2017年データ)

最近、僕自身モノを減らすことに興味を持ち始めたところなので
とても刺激的な映画でした。

所有とは責任であり
モノは重荷になる
うえ

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