こやち

エリザベスのこやちのレビュー・感想・評価

エリザベス(1998年製作の映画)
4.0
『二人の女王メアリーとエリザベス』を観てすぐに『エリザベス』を観ようと思っていたが先延ばしで、遂にこんな時期になってしまった。
イングランド、エリザベス1世の前半生を描く。

異母姉メアリー1世在世中から物語は始まる。父王に母を処刑され庶子に落とされ、その後もメアリー1世に幽閉されたりと紆余曲折後に25歳でイングランド女王となる。

権謀術数渦巻く薄暗い城の中で、威厳を徐々につけていく若き女王を演ずるケイト・ブランシェットが素晴らしい。ラストの断髪と白塗りの決意は泣かせる。(本当は子供の時の水疱瘡の痕を隠す為とか。)

スコットランドのメアリーはメアリー・スチュアートかと思って観てたけど、母親のメアリ・オブ・ギースでしたね。メアリー・スチュアートの処刑は『ゴールデンエイジ』で出てくるのかな。

ダニエル・クレイグがエリザベス暗殺を目論む僧侶で、もしかしてこれのせいで007抜擢に不評だったのかしらねと言う位なかなかの悪者顔に見えた。
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