とにかくドリトル（エディ・マーフィ）が気の毒。動物と会話できるため、年がら年中、犬、フクロウ、虎、鳩、猿などに「助けてくれ」「あれしろ」「これしろ」とまとわりつかれて、ブチ切れまくり。畜生どもがうざったいことこの上ない。
さらにそのせいでドリトルは周囲からは狂ったと思われて大病院との合併話がダメになりかけたり、家族と距離が空いてしまったりと観ているだけでこっちもストレスが貯まる。もし俺がドリトルだったら間違いなく自殺するか動物皆殺しだ！ うがああああ！
もちろん、ファミリー向けドタバタコメディなので最後は全てがうまくいってハッピーエンドなんだけど、じつにめまぐるしい84分であった。
たしかに『ドクター・ドリトル』はエディ・マーフィ主演の映画２本、次女役カイラ・プラット主演のビデオ映画３本、そしてロバート・ダウニー・Jr 主演の新作１本が作られるほどの人気作なのだろう。でも、疲れていた僕には気分転換どころか、よけいに頭の痛くなる１本であった。とほほ～。
