ガブXスカイウォーカー

ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

3.7
《あらすじ》
西暦665年、唐朝の時代。第3代皇帝・高宗と皇后の則天武后が派遣した水軍艦隊が、巨大怪物によって壊滅させられてしまい、海の神・龍王が原因だといううわさが広まる。
龍王にささげる生贄にされる花魁イン・ルイジーを謎の半魚人が誘拐しようとするが、ディー・レンチェにより防がれる。
半魚人はインの恋人ユエンであった。じつはユエンは朝廷に献上する雀舌茶の製造者であったため、テロリストのフォ・イーとその部下たちに毒蟲を飲まされ半魚人にされてしまったのだ。
そしてユエンに強制的に作らせた雀舌茶にも毒蟲を入れ、朝廷の高官たちにも飲ませていた。しかし、事件を看破したディーの指示により発病前に毒蟲の解毒剤(童貞のオシッコ)が配られ、朝廷は救われるのであった。
さらにディーは軍を率いてテロリストのアジトに乗り込み、フォと巨大怪物を倒す。
後日、インと人に戻れたユエンは密かにディーの手配で国外へと脱出。ディーは皇帝から特別に悪を捌く権力とその証の降龍杖を賜ってハッピーエンド(かなり要約しています)。


『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』の主人公ディー・レンチェの前日譚。
ディー・レンチェ役はアンディ・ラウからマーク・チャオに変更(前作からの続投は則天武后役のカリーナ・ラウのみ)。出演者はイケメン多数で、おらくメインターゲットは女性客なのであろう。
ツイ・ハーク監督の特徴である美しい映像、華麗なアクション、ド派手な特撮は前作よりもパワーアップしており、巨大モンスターまで登場するサービスぶり。謎解きは今一つわかりづらいけど、ストーリーは比較的ストレートなので気楽に楽しめるアクションミステリーだ。

吹き替え版キャストは
ディー・レンチェ…マーク・チャオ(緑川光)
ユーチ・ジェンジン…ウィリアム・フォン(内田夕夜)
ユエン・ジェン…キム・ボム(福山潤)
イン・ルイジー…アンジェラベイビー(櫻井智)
シャトー・チョン …ケニー・リン(置鮎龍太郎)
ワン・ポー…チェン・クン(森川智之)
皇后(則天武后)…カリーナ・ラウ(安原麗子)
フォ・イー…フー・ドン(若本規夫)
と、一昔前のアニメみたいでいい。