ゴロフキン

ソウォン 願いのゴロフキンのレビュー・感想・評価

ソウォン 願い(2013年製作の映画)
3.8
TSUTAYAでジャケット見た瞬間、これ危険なやつかなと思って躊躇したんですが「ソルギョング作品見かけたらつべこべ言わず見る」というマイルールがあるのでカゴの中へ。
やっぱり危険なやつでした、、、、。しかも歴代1.2を争うようなやつ。8歳の娘がゴミクズ男にとんでもない目に遭わされ一生消えない傷を負わされてしまう。その家族の苦悩をもう嫌んなるほどリアルに描き切った作品。ここまで被害の状況を克明に描く必要ある?、、、って、あるんでしょうね。だからこそ『犯人許すまじ!』って機運が高まりますもん。
ちょっと気分的に弱ってる時は絶対見ちゃダメなやつです。見始めてちょっとでもヤバイと感じたらすぐ中止して『インサイダーズ』の宴会ゴルフのシーンでも見てください。そうでないと確実に後遺症抱えますので。
犯人のありえないクズさはもちろん、被害者を追い回すマスコミや、加害者に甘過ぎる司法の生ぬるさなど、嫌な部分がこれでもかと続きます。
全編可哀想過ぎてやってらんなくなりますが、一方で近所の人たちの対応が素晴らしい。キムサンホ一家、特に頭のでかいあの子!いい仕事するじゃないですか。
そして例によって今回も子役の女の子の演技が凄いです。被害者ソウォン役のイレちゃん、ショックのあまり魂が抜けちゃったような演技がほんと迫真、悲壮感が半端ない。今回ばかりはさすがのソルギョングも印象薄いですもの。韓国子役恐るべしと思ってちょっとしらべたらこの子この前見た『7年の夜』でチャンドンゴンに追いかけ回されてたあの娘さんだったんですね。なんかどえらい目にばっか遭ってますが次回作では笑ってる役が見てみたいです。
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