Ryosuke

虐殺器官のRyosukeのレビュー・感想・評価

虐殺器官(2015年製作の映画)
3.8
知的好奇心が引き出される面白さ。
しかし知識不足や言葉の言い回しが難しく理解できていない部分も多い。
それすらも上回って、今作で扱われるテーマは興味深いものでどのように終着するのかというワクワクが持続した。
ジョンポールという人物を探し、核心に迫るにつれて思索的に導き出される「人の残虐性」。
人の残虐性は生得的にプログラムされているという前提に、進化論や、ピジン語といった言語学を交えながら説得力を持たせてる。
それに加えて、監視社会の近未来感も良かった。戦闘シーンでは一人称視点のゲームのような演出にガジェットも機能的で見ていて楽しい。
Ryosuke

Ryosuke