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X-MEN:アポカリプスのlapin2004のレビュー・感想・評価

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)
3.0
正直言って、期待通りの傑作…ではなかった。前半はブライアン・シンガー監督らしくミュータントの怒り・哀しみを丁寧に描写したり、おなじみのキャラのルーツが明かされたりと、目が離せない展開だったが、後半のバトルシーンはグダグダ。画的にどこで何やってるんだかよくわからない(面白味がない)し、それぞれのキャラの心理描写も浅い。何よりアポカリプスの強さ・目的がよく伝わって来ないのが残念。世界をメチャクチャにして(するのはマグニート)、みんなにエンサバヌーエンサバヌー連呼してもらって…で、その後どうすんの?前作のセンチネルは引くくらい強くて恐ろしく、トラスク博士には一概に悪とは言い切れない人類としての強固な目的意識があった。それに対してのミュータント側の葛藤の描写も深かった。

前作「フューチャーアンドパスト」が、いかにもシリーズ集大成的内容で、ストーリー的にも大団円で終わる傑作だったので、本作はどうしても蛇足感があります。
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