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X-MEN:アポカリプスのNAOYAのレビュー・感想・評価

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)
3.8
紀元前3600年、神として君臨していたアポカリプスだが反乱が起き、瓦礫の下で眠りについた。1983年、永い時を経てアポカリプスは蘇る。その頃、不穏な動きを察知したプロフェッサーはCIA捜査官のモイラの協力でアポカリプスの存在を知る…

レビューに入る前に個人的な余談を…

「X- MEN:ダーク・フェニックス」に向けてシリーズの復習していたのですが、少し前に体調を崩し、映画館はおろかDVDもしばらく見れなくなっていました…。
ようやく体調も回復し、ダーク・フェニックス観に行こう!と思ったら公開終わってました…。ショック…。
体調崩した自分が悪いし、復習するのが遅かった自分が悪いんですが、ヒーロー映画好きとしては映画館で観たかった…。
まあ何を言っても仕方ないので、ディスク化されるのを待ちたいと思います。
作品に関係ない話ですいません…。

では、今作のレビューへ…


「X-MEN」新シリーズのの3作目。
公開時に映画館で観た時は面白かった気がしましたが、今回観たら、あれれ…って感じでした。
つまらなくはないですし、良い所もあるんですが…。


今作から登場するミュータントは、
・エン・サバー・ヌール / アポカリプス
人類初のミュータントとされる人物。魂を他のミュータントに転移させ、能力も吸収する。転移を繰り返したことで幾つもの能力を持っている。

・サイロック
精神力によって出現する刀と本物の刀の二刀流で戦う。ムチとしても活用できる。

さらに、若いサイクロップス、ジーン、ナイトクローラー、ストーム、エンジェルも登場します。

プロフェッサーがハゲる理由も描かれます。


アポカリプスは確かに強かったですし、見た目も人ならざる者って感じがしましたが、前作の未来版センチネルを観た後だと
絶望感が足りない…。
神らしさもあまりしません。
魅力が感じられる悪役ではなかったです。

でも部下となる黙示録の四騎士集めは嫌いじゃないです。
ストーム、サイロック、エンジェル、マグニートーの能力を強化するだけでなく、コスチュームも作ってあげる優しさ(笑)
しかも、コスチュームのセンスが良いんです(笑)


今作ではマグニートーが序盤で妻子を持って生活している姿に違和感を感じたものの、あの幸せそうな姿からの悲しい運命には同情してしまった…。

ただ、今回はアポカリプスの部下という立場のため、彼らしい演説や憎めない悪役感が無いのが残念。


今作について、とりあえず言いたいのは144分は長い!
壮大な設定の前作でさえ131分なのに。

序盤では、アポカリプスの場面、マグニートーの場面、サイクロップスの場面、ジーンの場面、ミスティークの場面、などなど色々詰め込んでます。
これが徐々に1つになっていきますが、X-MENとアポカリプスが出会うまでが意外と長く、少し退屈に感じました…。


しかも、アクションシーンも少ないからイマイチ盛り上がらないんですよね…。

ようやく来るアクションシーンで見せてくれるのがクイックシルバー!
あの救助シーンは最高でした!
今作で1番好きなシーンかもしれません。
高速で運ばれてるニコラス・ホルトの顔がツボでした(笑)


このまま、アポカリプスとの対決に進むかと思いきや、まさかのストラッカー。
この人もしつこいですね〜(笑)

ストラッカーまで詰め込むのか!と言いたくなりますが、これは賛成派なんです。
なぜなら、彼が出てくるから!
そう、ウルヴァリンです!
今作は脇役ですが暴れてくれます!そうそう、コレが見たかった!
ウルヴァリン好きなので、このシーン大好きです。


そして、ようやくX-MEN対アポカリプス達の対決へ。
ナイトクローラーvsエンジェル、
ビーストvsサイロック、
サイクロップスvsストーム、
と、それぞれの戦いになる展開は好きです。

ストームとサイクロップスの戦いなんて旧3部作から観ている人にすれば夢の対決!

X-MEN2から思っていましたが、ナイトクローラーの能力はアクション面においても強いですよね。

ただ、それぞれの対決がX-MEN側が強制退場していき、盛り上がってる所でいなくなるためアクション好きとしては、えー⁉︎と言いたくなる…
せめて、もう少し戦ってほしかったです。


ここからアポカリプスとの戦いとなりますが、
アポカリプス倒すのは結局お前なのか⁉︎
と言いたくなってしまった…。

その前までの全員での一斉攻撃シーンや「ファースト・ジェネレーション」の回想シーンはすごく良かったですよ!
だからこそ、プロフェッサーとマグニートーの協力で倒せた方が熱い展開だったと思うんですよね…。
新シリーズはチャールズとエリックの物語であったのだから、今作ではこの2人の絆をもっと活かしてほしかった。

結局、あの人の最強過ぎる能力の方が印象に残ってしまった…。


でも、X-MENのメンバーもまとまり、プロフェッサーとマグニートーが友好的な関係で別れていくラストは嫌いじゃないんですよね。

このラストを見たら、やっぱり「X-MEN:ダーク・フェニックス」観たかった〜

(再レビュー。いいね、コメントしてくださってた方すみません)
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