79点。インドからメジャーリーガーの卵を見出し、連れてきて育てたエージェントの実話の物語。エンドクレジットを見てあの要素もこの要素も実話！？と驚いた。脚色も多いだろうが、事実が映画のようにドラマティックな事にまず何よりも嬉しくなった。
ディズニー製作らしく毒のない展開、コメディタッチのノリ、やや文化圏の上からの目線で描いてる点などが気にはなる。けど、純粋に、主人公の成長とインド人二人の成長、両者がお互いの文化的ショックを受けるというのが、化学反応のように巧く融合し影響し合い（まあ米国寄りだけど）、編集のテンポも抜群で（1シーンごとにちょっと足りないくらいがちょうどいい）、どっち側の目線でもワクワクしながら観れた。題材が良いのでハリウッドスタイルが気にならないという感覚。
きっと実際の事実よりも「簡単な良い人たち話」になっているのだろう。ストーリーも実話とはいえステレオタイプに展開する。それでもちゃんとドキドキするのは監督のキャラクター描写が的確な為だと思う。皆がキュートにみえたし、全てのキャラクターに監督の目線がちゃんと注がれてるのが感じられ、特にアミトにはかなりやられてしまった。
あとアラン・アーキンのぱっくり開いた口。良作。満足。
