『GANTZ』、『図書館戦争』シリーズなど原作物を実写化しヒットさせた佐藤信介監督だけあって本作の映像クオリティはけっこう高い。原作を忠実に再現しているカットが多いのにも感心。
後半はかなり脚色しているが、主人公、鈴木英雄が覚醒し（？）、群がるZQNどもを次々と撃ち殺していくシーンはちょっとスカッとさせてくれる。本作はゴミクズだらけのゾンビ邦画の中では上位に入る出来だ（いや、他にまともな物がないだけなんだけど）。
ただ藪（小田つぐみ）と半ZQNになった早狩比呂美の活かし方は中途半端である。今回はエピソード１なのだろう。彼らの旅はまだ始まったばかりなのだ。
